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Anker Soundcore Liberty Neo 2 中期レビュー

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購入して3か月ほど使ってみたので、このイヤホンの良かった点、悪かった点を。

 

製品仕様はこちらから

Soundcore Liberty Neo 2|完全ワイヤレスイヤホンの製品情報 – Anker Japan公式サイト

 

 

【良かった点】

・価格に対しての音質

・バッテリー持ち

・防水性能

・フィット感が良い

 

【悪かった点】

・デフォルトだと音源を選びやすい色付け

・接続の不安定さ

・長時間の使用に適していない

 

 

具体的に各項目を見ていきましょう。

 

 

音質

まず良かった点ですが、この価格帯のイヤホンに期待していたより良い音質だったことが挙げられます。

強めの低音が特徴の本機種ですが、大方の低音強調イヤホンが音のこもりを誤魔化すための策という印象なのに対し、このイヤホンは比較的透明感のある中音域になっています。

音の定位感も良く臨場感も〇。

ただ、高音に関してはざらついた独特な音に感じられることがあり、少々気になりました。

低音についても、元々低音域が強い曲では煩く感じられることもあるので、聞こえ方が気になる場合はイコライザーで調整した方が良いでしょう。

 

バッテリー

イヤホン本体での最⼤再生時間は公証10時間ですが、実際の使用でも3~5時間程度の連続使用が度々あった中で本体バッテリーが50%を切ったことはなかったので、バッテリー持ちで不満を感じることはなかったです。

ケースバッテリーについても、1日平均2~3時間の使用で週に1回程度の充電で済んでるので、こちらも不満はありませんでした。

バッテリー持ちについては完全ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスで、少なくともスマホのようにバッテリー持ちを気にする必要はないと感じました。

 

防水性能

防水規格の等級は7で、この点もワイヤレスイヤホンの中でトップクラスと言って良いでしょう。

一般的な利用で恩恵を受けられるかは微妙なところですが、運動時の汗や、外出時の急な小雨等の心配事が減るのは〇。

尚、防塵については試験されていないようです。

 

装着感

本製品はイヤーピースに加えイヤーウィングを装着して使用します。

そのためフィット感に優れているのですが、反面、自分に合ったものをしっかりと選ぶ必要があります。

付属のイヤーピース・ウィングは

 

イヤーピース:S・L×2、M×1

イヤーウィング:S・M・Lそれぞれ1個ずつ

 

となっています(画像は本体装着済のMサイズを除くイヤーピース・ウィング)。

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残念ながらこれは、様々な人の耳にあったものを選ぶには少々バリエーション不足な印象は拭えません。

もし全て試してみて自分の耳の形に合わない場合は、サードパーティー製のイヤーピースを用意する必要があります。

スポンジ製のイヤーピースだと自分に合ったものを用意しやすいんですが、寿命が短く付属品としては採用されづらいんですよね…。

ケースとの兼ね合いもありますし。

また、イヤーピース・ウィングは左右で異なるサイズも試してみてください。

フィットの良さ故に長時間使用するとやや疲れやすいかもしれませんが、そもそもカナル型イヤホンが長時間の使用に向いていないため、この点は後述します。

 

Bluetooth接続

接続する機器との相性にも左右される部分があるものの、全体的にやや接続は途切れやすい印象です。

この製品の欠点としては、個人的にはこの点が一番人によってネックになる可能性があるという感想でした。

自分の場合、Windows PCとの相性が一番悪く、1時間に1、2回音が途切れることが多かったです。

また、この使用期間中、人ごみの中で検証することはできなかったのですが、周りに人が多い環境ではより接続が安定しないことが予想されるため、通学・通勤の電車内等での利用を検討している方は注意してください。

もし、片方から音が出なくなったり頻繁に音が途切れるようになった場合は、一旦接続を解除し再接続すると概ね改善すると思いますので、試してみてください。

 

 

この製品の特徴は以上になります。

コスパに優れ、広い用途で使用できる隙の少ないワイヤレスイヤホン」という所感ですので、逆にこの製品をお薦めしない方を挙げようと思います。

 

・主に人ごみの中で使用する予定の方

・自宅等で常用する予定の方

 

前者については既に触れたので、何故常用を勧めないのかを説明します。

現在、この製品含む完全ワイヤレスイヤホンの多くがカナル型ですが、カナル型は耳の中に挿し込む形で使用するので、イヤホンと耳の接触面積が広く耳が疲れやすくなっています。

従って、長時間使用する想定ならインナーイヤー型の製品を選んだ方が良いでしょう。

ただ、現状インナーイヤー型のワイヤレスイヤホンはAirPods(第3世代)くらいしか選択肢がないのと、そもそもイヤホンの長時間使用は難聴リスクを踏まえ避けた方が良いといった話はありますが。

 

今回は以上です。

非常にコスパに優れた製品で初めてのワイヤレスイヤホンとしてもお薦めですので、気になった方はぜひ試してみてください!