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iPhoneのストレージは64GBで足りる?

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昨年から、店舗によるiPhoneの格安セールを見かけることが多くなりましたし、また、その影響を受け、中古販売等もお買い求め易い状況になってきました。

ただ、こういった方法でiPhoneを購入しようとしたとき、ストレージの容量やカラーを自由に選べないことが多々あります。

特にストレージの容量は、自身の利用方法に合わないものを買ってしまった場合、最悪のケースとして買い直しといったことも起こり得るため、慎重に判断したいところです。

今回は、64GBで足りる場合とそうでない場合、どういう人が低容量モデルが向いているのかを解説していきます。

 

まず、今回の話の重要な点として、クラウドストレージを利用しているかどうかがひとつの判断基準になってきます。

現在、iCloudの有料プランやGoogle Driveを活用している場合、64GBでも足りるケースは比較的多いと思います。

ただ、じゃあクラウドストレージを使うことにして64GBモデルを買えばいい、という単純な話かというとそうではありません。

まず、自身の環境が、クラウドストレージの利用適性が高いかどうか判断する必要があります。

具体的には以下の6項目。

 

マルチデバイスでの利用:複数のデバイスを利用している場合は高く、スマホ1台での利用の場合は低い

ゲームアプリのインストール数:少ないほど高い

オフラインでのコンテンツ利用:音楽や動画をオフラインで視聴する機会が少ないほど高い

ビデオ撮影:低画質かつ短時間の撮影が多い、撮影頻度が少ないほど高い

モバイル回線のデータ通信量:上限が高いほど適性が高い

Wi-Fi環境での利用Wi-Fiでの利用機会が多いほど高い

 

順に見ていきましょう。

まず、前提として、クラウドストレージは複数デバイスで利用するファイルを一元化して保管・管理できるのが大きなメリットになっています。

ファイルへのアクセス自体はローカルの方が良いため、複数デバイスを利用していない場合はクラウドストレージのメリットは低減してしまいます。

また、ゲームアプリについては、クラウド上にデータを保管して遊ぶということができないため、ゲームのインストール数が多くなる場合は、iPhone本体のストレージ容量を確保する必要があります。

音楽や動画をオフライン視聴したい場合も同様に、iPhone本体のストレージ容量が重要になってきます。

ビデオについては、高画質での撮影だと1GBを超える動画も出てくるため、そういった動画を頻繁にアップロードすると、バッテリー消費が多くなりデータ通信の圧迫にもつながります。

当然ですが、クラウド管理する場合、ファイルにアクセスするためにインターネット接続する必要がありますし、そのファイルをダウンロードしてくる状況もあり得るため、モバイル回線の通信量上限は高い方が好ましいです。

ただ、ゲームアプリのインストールとオフラインでのコンテンツ利用以外は、Wi-Fi環境での利用が中心であればある程度カバーできます。

 

以上の点を踏まえると

 

ゲームアプリを多くインストールする、または音楽や動画をローカル保存したい → 128GB以上推奨

上に該当せず、クラウドストレージの利用適性が高め → 64GB検討

 

となります。

スマホの必要容量は人による部分が大きく一概には言えないですが、絶対に64GBを勧められない場合の切り分けができれば、大きく後悔する選択間違いは起きづらいのかなとも思います。

ただ、これからiPhoneデビューをする方の場合は、まず128GB以上のモデルの購入をお勧めします。

もし64GBで事足りた場合も、後の活用の幅が広がる点や安心感を買えている点はメリットと言えますし、逆に64GBを選んで足りなかった場合は、不便を強いられたり本来やりたかったことができない等のデメリットが大きく、また冒頭でお話ししたように最悪買い直さなければならない可能性もあります。

 

iPhoneを選ぶ上で何を基準にしたらいいのかという話は以前記事にしているので、こちらも併せてご覧いただければ幸いです。

yuboku38.hatenablog.com