iPhone SE(第3世代)はどういった人が買うべき?
という記事を下書きで書き進めていたのですが、想定より販売価格が高くてお蔵入りに(
第2世代より5千円程度安~据え置きを想定していたので、見立てが甘かったですねー。
結論として、私は現時点ではこの機種の購入をお勧めしませんが、その理由や他のどういった機種を検討するべきかについて解説していきます。
価格について
64GBモデルが57,800円~。
正直、高いというのが一番の感想ではないでしょうか?
一応、Appleの擁護をすると、前世代からの値上がりは円安の影響なので仕方ない部分ではありますね。
ただ正直、価格が据え置きだったとしてもやや期待外れだった感はあります。
推測ですが、半導体不足によるチップの値上がりと、5Gモデム搭載に伴う再設計コストを回収するために値下げすることができなかったのではないかと踏んでいます。
この機種の位置づけ
実は今回のSE第3世代は、第2世代までと少々趣きが異なっています。
これまでのSEシリーズは、旧機種に最新のチップを載せて安価に販売する形態でしたが、今回は設計面での見直しが行われています。
前述の通り、この見直しは5Gモデムの搭載にあたりせざるを得なかった部分なのですが、Appleはこの点を逆手に取り、ホームボタン搭載iPhoneとしての最上位モデルを目指したのではないかと考えています。
競合相手は手強い
ただその結果、この機種はiPhone 12 miniや11と競合してしまっています。
Apple Storeの価格で、12 miniの64GBモデルが69,800円、11の64GBモデルが61,800円です。
SE第3世代との価格差は小さく、私の好みもあるものの、値下げされた旧機種の方が満足度が高いのではという印象。
iPhone 11は今後もマスク着用時の顔認証不可の見込みですが、12と13は次回以降のアップデートで改善されそうなので、ホームボタン自体に拘りが無い限りSE第3世代はお薦めできないというのが私の結論です。
また、ホームボタン愛好家の場合も、第2世代をつなぎにして安くなったところで第3世代を購入する方が良いと思います。
総括
様々なコストの上昇に伴い、廉価版としての魅力ではなく、ホームボタン搭載iPhoneとしての魅力にフォーカスして発表された本機種ですが、それが霞むレベルで自社の旧機種が魅力的だった、というのが今回の総括です。
以下、書き進めていた内容を一部抜粋して公開しています。
iPhone SE第2世代を今から購入するべきか、または第3世代が値下がった際に買うべきかの指標にしていただければ。
SEシリーズのターゲット層
まず、iPhone SE(第2世代、第3世代)をお薦めしないのはどういった人か、という話から。
当ブログとしては、PCやタブレットを持っておらず、かつ6.1インチ以上の2台目のスマホを持っていない方にはお薦めしていません。
これに当て嵌まる方の場合、画面とバッテリー容量が小さいというデメリットが最大化してしまうので、iPhone 13や12を選ぶか、iPadと一緒に購入することを検討してみてください。
どの機種から乗り換えるべきか
一概に言えないものの、性能差や端末の消耗を考えると、iPhone 7以前の機種の場合は乗り換え推奨。
上記の場合、ホームボタン搭載モデル間での移行のため、操作で戸惑わずに済むのも大きなメリットですね。
また、性能面では問題ないもののiPhone X~11の場合も、マスク着用時の顔認証に不便さを強く感じる方は乗り換え、または併用を検討してみてください。