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現在、最もコスパの高いスマホの通信プランは?

昨年はスマホの通信プランが刷新されて、契約内容を見直す良い機会になりました。

とは言え、まだ自分自身含め多くが、ふわっとした認識で回線会社やプランを選んでいる感は否めません。

そこで今回、どういった契約が最もコスパが高くなるのかを検討してみました。

 

 

総務省の調査だと、スマホ回線利用者の約半数が月2GB未満のデータ通信量とのことなので、前提として、利用者のひと月のデータ通信量が1~3GB間であるものとし、音声通話を含む形を想定。

 

 

案① 楽天モバイル

 

メリット

・回線維持目的での料金が最安

・音声通話可

・Rakuten Linkを用いた通話で通話料が無料

 

デメリット

・音声通話・データ通信、共に不安定

・必ず毎月1GB以上データ通信する場合は特別安くはない

 

まず真っ先に思い浮かぶのが楽天モバイルだが、毎月1GBを超えるデータ通信を行う場合はLINEMOと同程度の利用料となる。

回線の品質を考えるとMNOのLINEMOに軍配が上がるため、今回の前提条件の場合、単体での契約だと利用価値は低い。

ただし、複数回線契約での検討価値は有り。

 

 

案② povo 2.0

 

メリット

・回線維持目的での料金が楽天モバイルに次いで最安

・MNOなため、通信品質が良い

・必要に応じて通信容量を購入できるため、取り回しで融通が利く

・音声通話可

 

デメリット

プリペイド式なため、一々手間が掛かる

・1か月間に渡り1GB以上データ通信する場合は特別安くはない

 

povoもまず候補に挙がるプランなものの、楽天モバイルと同様に単体の利用価値は低い(povoの場合は通信品質は良いが手間が掛かる)。

複数回線契約での検討価値は有り。

 

 

案③ 合理的シンプル290

 

メリット

・従量制と定額制、両方の長所を取り入れた料金設定

・音声通話可

 

デメリット

MVNOなため、通信品質はMNOに劣る

・提供開始から日が浅いので評価情報が不十分

 

日本通信が先月から提供を開始したプラン。

基本通話料も、プレフィックス番号を付与しないタイプだが11円/30秒と安い部類。

MVNOということでデータ通信品質にやや不安があることと、実体験を元にした情報がまだ不足している感はあるものの、モバイル回線を一契約で完結させるなら現状最有力という認識。

 

 

案④ IIJmioギガプラン(データ通信・eSIM 2GB or 4GB)

 

メリット

・音声、SMSなしのeSIM契約だと税込440円からと安い

 

デメリット

・複数回線契約前提

MVNOなため(略

 

povoか楽天モバイルと組み合わせる場合に有力なプラン。

povoとの組み合わせだと、トッピングの「smash.使い放題パック」を180日(179日?)おきに購入するのみの最低料金で477円/月(税込)。

楽天モバイルの場合は、IIJmioギガプランの料金のみで継続利用可能。

なお、現在プラン容量増量や初期費用半額といったキャンペーンを実施しているが、今回この点は考慮に入れていない。

 

 

以上を踏まえ順位をつけると

 

1位 povo 2.0 +  IIJmioギガプラン(477円/月~)

2位 合理的シンプル290 (290円/月~)

 

povoとIIJmioギガプランの組み合わせは、安価ながらpovoのトッピングシステムのデメリットを定額制プランでカバーして、メリットのみ享受できる点が好印象。

ネットワーク障害も、au&ドコモ回線の組み合わせでケアできている。

合理的シンプル290は1位に比べるとやや見劣りするものの、1回線で完結しつつ小回りの利く運用が可能になっている。

また、データ通信が1GB未満の月がそこそこある場合など、前提条件が変わってくるとこちらの方が優れている場合も。

 

その他の点としては、楽天モバイルはどうしても通信の安定性面で不安が残るので、メイン回線としては微妙という判断。

データ通信の品質重視だったり、実際に利用してみて自身の行動範囲と回線の相性が悪い場合は、利用料は高くなってしまうがLINEMOなども検討。

 

文章雑&他MVNOも検討したいので、そのうち改修予定。